2019.3.2 虫歯のリスク
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今回は虫歯のリスクについてお話します。
皆さんは、食事以外におやつを食べたりジュースを飲んだりしますか?
歯の表面を覆うエナメル質は体の表面でもっとも硬いのですが、酸に弱いという弱点があります。
成長期の子供は、特に水分が必要です。しかし、ジュースなど糖質の入ってる飲料水を習慣的に飲むと、甘いおやつを食べていなくても、糖質過剰になる恐れがあります。
最近増えてきた酸触症(さんしょくしょう)も要注意です。たとえば、オレンジジュースやスポーツ飲料など酸性の飲み物は、歯のエナメル質を溶かしてしまう危険性があり、虫歯を重症化させる可能性もあります。
赤ちゃんの場合、哺乳瓶でジュースなどを飲みながら寝てしまったり、小学生以上のお子さんも、運動する際に水のかわりにスポーツ飲料などを頻繁に飲むと酸蝕症になるリスクは、けっして少なくありません。
食事以外にもおやつの回数が増えるほど虫歯になるリスクは高くなりますので、虫歯になりにくい、飲み物やおやつを選ぶことも大切です。
虫歯になりにくい食べ物や飲み物は、お茶や牛乳・さつまいも・バナナ・りんごなど砂糖を含んでいない、または自然の糖分で食べかすも残りにくいものです。
また、虫歯になりやすいものは、ジュース(100%果汁は除く)やスポーツ飲料・キャラメル・アメ・ガム(砂糖入り)などです。
虫歯になりにくくするためにも、砂糖が少なく、ある程度お腹にたまる食べ物と甘くない飲み物の組み合わせがよいでしょう。