歯周病の早期発見と予防について
今年も暑い夏がやってきました。皆様、熱中症にならないように体調管理に気を付けてくださいね。
今回は歯周病の早期発見と予防のポイントをご紹介します。
歯周病は、歯周病菌が原因となり歯ぐきに炎症が起こる「細菌感染症」で、特に不規則な生活や、ストレスの多い生活を送っている人に多くみられる、一種の生活習慣病でもあります。
炎症が歯肉にとどまっている初期の状態は「歯肉炎」、さらに炎症が歯根膜や歯槽骨などの土台に及ぶと「歯周炎」と呼ばれ、この2つを合わせて「歯周病」といいます。歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊され、大切な歯を失うこともあります。
歯周病は深刻な病気であるにもかかわらず、痛みを感じることが少なく、進行していることに気づきにくいです。だからこそ大切なのは早期発見です。少なくとも年に2回は歯科医院などでチェックを受けましょう。
健康な歯ぐきは淡いピンク色で引き締まっていますが、歯周病の初期(歯肉炎)になると赤味を帯びて腫れ、歯ぐきから血が出ることもあります。さらに歯周病が進行(歯周炎)すると、歯ぐきがブヨブヨになり、膿や出血、口臭などの症状が現れます。歯周病のサインを見逃さないように、毎日鏡を見て、自分でチェックすることも大切です。
深くなった歯周ポケットには歯科医師によるプロケアが必要です。さらに適切なセルフケアのために、歯科医院では歯周ポケットなどを意識したブラッシング指導を受けることもできます。
セルフケアでは、歯周ポケットを清掃しやすい毛先の細いハブラシや、殺菌効果のあるハミガキ剤を使用するのも効果的です。適切なブラッシングには、歯垢を取り除くとともに、歯ぐきの血行をよくし、歯周組織に酸素や栄養を送り込む効果もあります。初期の歯周病は早く発見し、歯と歯ぐき周りの歯垢をブラッシングで丁寧に除去すれば、健康な状態に戻すことも可能です。
歯科医院などでのプロケアと毎日のセルフケアを大切にし、健康な歯と口のために、そして健康な生活を送るために、しっかりと歯周病を予防しましょう。