2019.8.1 歯並びと口呼吸
もうすぐお盆休みですね!皆さん何をして過ごされますか?
さて今回は成長期の子供たちがこれからいい歯になるために、歯並びと口呼吸の関係についてお話したいと思います。
本来、呼吸は鼻でするものです。完全に鼻がつまっていない限り、100パーセント、口で息をすることはまれですが、口が開いている状態が日常化して鼻と口の両方を通して呼吸しているのが口呼吸です。口呼吸では舌が上顎から離れるため、歯並びと顔の形にも影響が出てきます。よい歯並びには正しい呼吸が必須なのです。
口呼吸になると、口の中が乾燥して虫歯や歯周病にもかかりやすくなり、歯ぐきの色が黒ずむ、着色しやすくなる、唇が乾燥してひび割れる、風邪やインフルエンザなどの感染症なかかりやすくなるなど全身の健康にも影響しかねません。
姿勢を正して、意識して口を閉じ、鼻呼吸をするようにしていると、顎の発達と鼻の発達にもつながります。永久歯に生え変わるまでは成長による歯並びの変化も大きいので、ぜひ健康な鼻呼吸を維持して下さい。
あごの成長には、しっかり噛んで食事をすることも不可欠です。乳歯の時期や、生え変わりの時期に顎を発達させるには、噛む回数が増えるように気を付けましょう。
歯並びが気になる場合は早めに矯正歯科で相談されて下さい。