2019.12.2 歯周病ってどんな病気?
寒さが一段と厳しくなってきましたが皆さん、体調はいかがですか?
手洗いうがいをして、インフルエンザにも気を付けましょう★
さて、皆さんは歯周病ってどんな病気かご存じですか?
歯を失う原因の第1位が歯周病です。歯周病は、ギネスブックで全世界で最も患者が多い病気といわれます。歯周病が起きるとどのように進行するのか、また、ケアのポイントを説明します。
①歯肉炎
歯肉の炎症のみ。
ケアのポイントは、歯の周りの歯垢や歯石を取り除き、毎日規則正しく丁寧にブラッシングを行います。清掃用品は、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスも使って磨き残しを少なくしましょう。
②軽度歯周炎
歯肉の腫れが増し、歯根膜や歯槽骨の破壊が始まります。
ケアのポイントは、歯周ポケットの歯石を取り除き、ブラッシングとマッサージを行います。
③中度歯周炎
歯周ポケット内に炎症が広がり、歯槽骨の破壊がさらに進みます。歯のぐらつきや膿の排出もみられます。
ケアのポイントは、ブラッシング、マッサージ、歯の表面の歯石取りと、
歯ぐきの中の歯石取りをします。
④重度歯周炎
歯槽骨はほとんど破壊され、歯根がむき出しになります。歯肉は腫れて痛み、やがて歯は抜け落ちます。
歯の保存は難しく、抜歯が必要になることもあります。
歯周病は全身疾患とも関係があるとても怖い病気です。毎日のケアをしっかりして歯周病予防をしましょう。