2020.2.3 レントゲンって安心?必要?
寒くて乾燥する日が続いていますが、体調は崩されてないですか?
風邪などひかないよう、手洗いうがい、マスクなどをして予防していきましょう。
レントゲンて安心なの?
一般的にレントゲンと言われているのは放射線のひとつのX線を使った写真撮影のことです。レントゲン撮影で使うのは人体に影響するレベルには程遠いごくわずかな量なので大人にも子供にも安心といわれています。放射線というのはどこにでもあって、宇宙や大気、大地や食べ物からも浴びます。
自然界から年間に浴びる放射線量は日本平均で年間2,1ミリシーベルトです。歯科のレントゲンの放射線量は0,002~0,01ミリシーベルトとごくわずかなので安全です。
何のためにレントゲンが必要なの?
見たり触ったりするだけでは分からない、歯や歯ぐきの内部を確認することはとても大切です。一般的にはデンタルX線とパノラマX線があります。
デンタルX線は2,3本の歯を写し出す方法です。隠れた虫歯や歯を支えている歯槽骨など特定の範囲を細かく診れます。
パノラマX線は顎全体を写し出します。虫歯や歯周病を全体的に診たり、親知らずや歯の生え変わり、骨の中の腫瘍や顎関節などをチェックします。
レントゲン画像では硬い歯や骨は白く写り歯ぐきや血管、神経などやわらかい組織は黒く見えます。虫歯はX線を透過しやすいので黒く見えます。
例えば、詰め物の下や歯と歯の間など外からは見えない部分の虫歯を発見できたり、歯ぐきに隠れている歯石の付着など自覚症状が少ない歯周病の症状もしっかり確認できます。
直接見られない部分を確認できることで適切な診断や治療を行えることに役立っています。