2020.5.4 歯みがきについて
だんだん暖かくなり、外に出るのが心地よい季節になりましたが、新型コロナウイルスの感染を防ぐためにも、できるだけ不要な外出は控え自宅ですごし、手洗いうがいや消毒をしっかりしていきましょう。
お口の中をきれいにしておく事で感染症の予防にもなるので、今回はご自宅でできる予防ケア、歯磨きについてお話します。
歯肉炎や歯周病の原因はプラークです。このプラークは「歯と歯の間」「歯と歯ぐきのさかいめ」に溜まりやすいので、そこをしっかり磨き汚れを洗い流すことが重要です。
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシなどを使うと効果的です。
歯間ブラシの太さは、隙間に入れてみて、少し抵抗がある程度がよいです。きつすぎると歯ぐきを傷めてしまいます。前歯と奥歯でも隙間の大きさは変わるので、最低2本は太さの違うものを使い分けましょう。
歯と歯ぐきのさかいめは、歯ブラシを鉛筆を持つように握り、優しく磨くのが基本です。歯ぐきのラインに毛先を当てて”揺らす”ような感覚で磨きます。シャカシャカと音が出るのは強すぎです。歯ぐきを削ってしまいかねないので注意しましょう。
歯に付着するものにはプラーク以外に「マテリアアルバ」という剥がれ落ちた歯ぐきの上皮細胞と白血球で作られるものもあります。歯みがき後はマテリアアルバや磨いて剥がれたプラークのカスなどが口腔内に浮遊しているので、うがいでしっかり流しましょう。
道具を組み合わせるなら、まず歯ブラシで表面を磨き、次にフロスや歯間ブラシ。最後に水流の口腔洗浄器を使うのもよいでしょう。
歯みがきは自分でできる予防法です。毎日の歯磨き習慣で健康な歯を保ち全身の健康にもつなげていきましょう。