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2020.7.2 歯周病と全身の病気とのかかわり

 

だんだん暑い日が続くようになり、夏が近づいてきました。

コロナウイルスの対策だけでなく、熱中症の対策もしっかり行ってくださいね。

 

今回は歯周病と全身の病気の関りについてお話します。

 

歯周病は「お口だけの病気」と思っていませんか?

実は、様々な研究の結果、歯周病は全身の病気と大きなかかわりをもっていることがわかっています。

歯周病と関わりのある全身の病気には、脳梗塞・認知症、動脈硬化、心内膜炎・心筋梗塞、肺炎、骨粗しょう症、肥満、糖尿病、がん、早産・低体重児などがあげられます。

 

これらの病気の中から糖尿病と歯周病の関係についてお話します。

日本の約8割の成人が歯周病といわれる一方、近年の調査で予備群を含む糖尿病は国内に1000万人いると発表されました。この2つの病気には相関関係があるのです。

歯周病の原因菌が血管から体内に入ると、インスリンの血糖値を下げる働きの邪魔をします。また、糖尿病になると血管障害によって歯周病菌への防御が弱くなり、歯周病を発症・進行させるといった、「負のスパイラル」を起こしてしまうのです。

 

逆に、歯周病の治療が糖尿病の改善にも効果的であることもわかってきました。糖尿病はもちろん、様々な病気から体を守るためにも、お口のケアがなにより重要です。

お体の健康のためにもしっかりお口のケアをしていきましょう!

 

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