2021.7.1 歯ブラシの力加減
日に日に暑くなり、夏がやってきますね。しっかり水分をとって熱中症対策をしましょう。
今回は歯ブラシの力加減についてです。
歯の汚れが落ちるように、しっかりみがこうと思うと、歯ブラシを持つ手にもつい力が入ってしまいます。けれども、みがく力が強すぎると「オーバーブラッシング」となり、歯の健康を守るうえでは逆効果です。歯ぐきが縮んで後退する、歯ぐき下がりの原因にもなるのです。
歯ぐき下がりは加齢に伴って増える傾向にあり、30代から増え始め、40代では8割の人に見られます。歯ぐきが下がり、歯の根元の象牙質がむき出しになると、根元むし歯のリスクも増大してしまいます。
歯みがきの適切な力加減は150~200g程度です。歯に当てた歯ブラシの毛先が開かないくらいの軽い力です。毛先がきちんと歯面に当たれば歯垢を効果的に落とすことにもつながります。
歯ブラシの毛先がすぐ開くのは、力の入りすぎかもしれません。
歯ブラシの裏から見て毛先が見えるようであればすぐに交換しましょう。わずかでも開くと効果的に歯垢を落とせません。
月に一度は歯ブラシの交換をおすすめします。