2022.11.02 指しゃぶりについて
今年も残すところあと2か月となりました。
晴れていても風が冷たく感じますので上着などを羽織って風邪をひかれないように気をつけてくださいね。
今回は指しゃぶりについてお話します。
指しゃぶりは、お母さんのおなかの中にいる時から始まっていることがわかっています。これは母乳を飲むための練習であるといわれており、いわば必要な行為であると考えられています。
ただし、生後1歳半ぐらいから徐々に指しゃぶりは減少していき、やがて全くしなくなるのが望ましいパターンです。
3歳ころには多くの子供はやめますので、まずは自然にやめるのを待ちましょう。
指しゃぶりが癖として続く場合は、ストレスなどの原因があると考えられます。指しゃぶりは心理的に深いやすらぎを得られる行為でもあり、心理的なメリットもあります。ストレスが原因の場合、指しゃぶりはいけないことだと叱りつけると、かえって治らないこともありえます。
指しゃぶりが永久歯がはえてくるまで続いていると、永久歯の歯並びや咬み合わせに影響しますが、あわてずに4~5才頃までに治ればよいと考えて取り組みましょう。
4才頃になってやめなければ叱るのではなく「赤ちゃんみたいだからやめようね」などとやさしく声かけしてもいいでしょう。
まず、子どもの不安や寂しさを取り除くために子どもとの関りを深めたり、子どもの話をよく聞いてあげることからはじめてはいかがでしょうか。