2023.4.1 お口ケアで感染症対策
桜が舞う季節になりましたね。
暖かい春とはいえ、冷え込む日もありますので風邪などひかないよう気を付けましょう。
今回はお口のケアと感染症対策についてお話します。
「口は禍の門」とは、不用意な発言が災難を招くという意味。実は健康に関しても同じことがいえます。
お口は体の入口、健康の入口といわれるように、食事や呼吸といった生命に大切なものの入口で、ウイルスや細菌といった嬉しくないものまで侵入してきます。
この時に、お口の中に歯周病などの問題があると、ウイルスによる感染症をはじめ、様々な病気の引き金になるリスクが高まることが明らかになっています。
だからこそ、「禍を転じて福となす」。新たな生活様式が始まっている時だからこそ、口腔ケアをしっかりと行い、安心できる毎日を過ごしましょう。
日本歯科医師会では、インフルエンザなどのウイルス感染症の予防について、歯みがきが有効であると発信しています。
歯周病は、ウイルスによる粘膜への侵入を手伝う酵素を出すと言われているからです。
そのために、普段から口腔内を清潔にし、細菌をできるだけ減らすことが大切です。
また、唾液の中には天然の抗菌成分が含まれ、細菌の繁殖を防ぐ働きを持っています。
唾液を多く分泌することで、様々な細菌感染から体を守ってくれているのです。
日々の歯みがきに加えて、唾液腺マッサージなどで、口腔内機能を活性化させましょう。
お口ケアで感染症対策をして、ウイルスに負けない体をつくりましょう。