2023.5.1 歯周病の治療方法について
暖かい季節になりました。
最大9連休になるゴールデンウイーク、規制もあまりないので楽しい連休を過ごされてくださいね。
今回は歯周病の治療についてお話しします。
歯周病治療の第一歩は、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)や歯石の除去と正しい歯みがきができるようになることです。
初期の歯周病は、目に見える歯石の除去と正しい歯みがきでほとんど治ります。
歯石が歯ぐきの中まで侵入すると、歯ぐきの炎症が強くなり歯周炎となります。なり始めの段階では、歯ぐきの中の歯石を除去し、細菌感染で病的な状態になった歯の根っこの表面をきれいにすることで、炎症症状は大きく改善されます。
しかしながら、歯石除去と歯みがきで改善されない部位については、麻酔をして、病的な歯ぐきを取りのぞく歯周外科治療を行います。その際、歯周病の進行で失った骨を再生させる処置を並行して行うこともあります。
その他、歯周病を悪化させる不正なかみ合わせの調整や、歯のぐらつきに対しては隣接する歯同士を接着剤などで固定して安静をはかることもあります。
ただし、歯周病の治療は、歯周病の進行を阻止し、炎症症状を抑えることが主体となるため、歯ぐきが下がって歯の根っこが大きく露出し、見た目が悪くなったり、知覚過敏を引き起こすこともあります。
そうならないためにも定期的な歯科医院の受診と毎日のお口の清掃がとても重要です。