2023.6.2 なぜレントゲン写真を撮るの?
梅雨に入り、むしむしとした日が続きますね。
雨で足場が滑りやすくなりますので、気をつけてくださいね。
今回はレントゲンを撮る理由についてお話します。
むし歯は歯の中の見えないところで大きくなり、歯周炎は歯ぐきの見えないところで進行します。
歯の表面の状態や歯ぐきなどの粘膜の状態は外から見ることができますが、
むし歯がどの程度進んでいるかなどの歯の中の状態や、歯ぐきの状態は外から見ることはできません。
これらの歯や骨の状態を診ることができるのがレントゲン写真です。
むし歯や歯周病などの治療を始める前に、病気の状態を把握する上で、
必要に応じてレントゲンを撮ることになります。
歯科医院で撮影するレントゲン写真には、パノラマと呼ばれる上下の顎全体の状態が観察できる大きな写真と、数本の歯の範囲を撮影するデンタルと呼ばれる小さな写真が一般的です。
その他、歯並びの治療を行う医院ではセファロと呼ばれる頭の部分まで入る大きな写真を撮ることがあります。
医療機関では放射線被爆の問題を考慮の上、必要がある場合に限って撮影を行っています。
レントゲンは歯の中の状態や、歯ぐきの状態を見て適切な治療を行うために必要なのです。