2023.9.1 歯ぎしりについて
9月になりましたが、暑い日が続いています。
今台風が3つ日本に近づいています。天気が乱れやすいので、みなさん気を付けて下さいね。
今回は歯ぎしりについてご紹介します。
みなさんは朝起きたときに、顎が疲れていると感じたことはありませんか?
実はこの顎の疲れは、歯ぎしりの可能性があります。
一言で歯ぎしりと言ってもタイプがあって、上下の歯をギシギシこすりあわせる「グラインディング」、歯をカチカチと小刻みにあわせる「タッピング」、中でも気を付けたい「クレンチング」はほぼ音はしませんが、とても強い力で食いしばります。
就寝時の歯ぎしりは、普段の食事より約10倍も強い力なので、頭痛や顎関節症を引き起こします。
さらに、歯がすり減ったり欠けたりすると、細菌が入り込みやすく虫歯になったり、歯周組織に長時間負担がかかることで、歯周病を悪化させる一因にもなります。
また、日中無意識にする食いしばりや、長い時間上下の歯が触れているクセにも要注意です!通常なら1日の接触時間はたった20分程度なんです。
歯ぎしりの原因は人それぞれで、ストレスや性格や遺伝、喫煙や飲酒、服薬の影響、脳神経系の疾患、睡眠障害などがあげられます。
歯科医院では、マウスピースで歯や詰め物を保護するなど、クセや症状を改善するアドバイスや治療を行います。
家族に指摘されたり自覚症状がある人、起きたときに歯や顎などに違和感がある人は歯科医師に相談してくださいね。