2024.3.4 乳幼児のむし歯予防
寒い冬が終わり、暖かい季節になりました。
外に出て軽く運動をし、体力をつけるのもいいかもしれませんね。
今回は乳幼児のむし歯予防についてご紹介します。
歯が生え始めたら歯医者さんデビューをしてみましょう。
初めのうちは「歯医者さんは楽しいところ」を印象づけます。3歳くらいになったら、歯科医と家庭で確実にむし歯予防しましょう。歯科医院では、主に次の3つの戦略で子どもの歯を守ります。(歯科医院により方針が異なる場合があります。)
1.フッ素
フッ素は歯の表面を整え、硬くする作用や、むし歯菌の働きを抑える作用をもっています。歯科医院で塗布してもらうと効果はさらに高まります。きらら歯科ではより効果的なフッ素イオン導入法を行っております。
2.シーラント
むし歯になりやすい奥歯の溝を樹脂で埋めて、汚れがたまらないようにして、むし歯の発生を防ぐ方法です。
3.プロによる歯のクリーニング
歯科医院では、通常の歯みがきでは除去できない歯垢(バイオフォルム)を専門の器具を使って取り除きます。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。
3歳になったら幼児用のハブラシを使い、自分でみがく練習を始めましょう。全体をまんべんなくみがくことができたら、ほめてあげてください。うがいができるようになったら、フッ素配合の歯みがき剤を使うとむし歯予防に効果的です。
あとは3歳からの噛む力をつける食事をしましょう。最近、子どもにも生活習慣病が増えていますが、よく噛んで食べることで生活習慣病の危険因子である肥満を防ぐことができます。
・肉や食物繊維の多い食材を使って、噛む回数が増える食事にする
・料理の味が濃いと、あまり噛まずに飲み込んでしまうため、薄味を心がける
・食材を一口サイズより大きめに切って、食べる力を鍛える
・食事中に飲み物があると、よく噛まずに流し込んでしまうため、食事中の飲み物は控えめにして、よく噛んで唾液を出す
・カレーやシチューなどは煮込みすぎず、食材がゴロっと入っているものにする
親子で協力して、むし歯予防をしていきましょう!