2017.10.24 妊婦歯科検診と妊娠中の歯科治療
だんだん肌寒くなってきましたが、体調は崩されてないですか?
さて、今回は妊婦歯科検診と妊娠中の歯科治療について書いていきます。
妊娠中は体調の変化もあり、歯やお口のトラブルに悩まされがち。
不安や疑問は先生に聞いてみましょう。
Q 妊婦歯科検診はなぜ必要なのですか?
A 妊娠中はホルモンの変化やつわりによって、歯磨きなどの口腔清掃が不十分になりやすく、その結果、虫歯や歯周病にかかりやすくなるからです。
Q 虫歯が見つかったら妊娠中でも治療できますか?
A 妊娠中でも治療はできますが、つわりがおさまる4~5ヶ月以降からご出産予定日の一か月前頃までが望ましい時期です。まずはかかりつけの産婦人科の先生に相談しましょう。
Q レントゲン撮影や麻酔をしても赤ちゃんに影響はありませんか?
A 歯科治療で行われるレントゲン撮影の放射線量は、1年間に日常であびる自然放射線量と比べても微量なので、影響はありません。不必要な撮影は当然避けるべきですが、治療上必要な場合は安心して検査を受けられて良いと言えます。
また、局所麻酔も歯科で使われる量では心配ないことが報告されています。むしろ無麻酔によって痛みを我慢したりするストレスや不確実な治療の方が悪影響があります。
Q 妊婦の歯周病が早産や低体重児出産に関係しますか?
A 歯周病の炎症性物質が母体やへその緒を通じて胎児に影響し、早期低体重児出産の確立が高まるといわれてます。
適切なケアで予防できるので、ママとおなかの赤ちゃんのためにも歯科医院などで歯の状態を確認し
アドバイスをもらいましょう。