2022.01.12 歯ぐきの検査について
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
東広島市もコロナ感染者数が急増しておりますので、いつも以上に感染症対策を徹底していただくとともに
体調には十分気を配り、健康にご留意ください。
今回は歯ぐきの検査についてお話しします。
歯周病の進行状況を診るのに有効な方法として歯ぐきの検査がああります。
主な検査項目は歯周ポケットの有無、歯のぐらつき、歯ぐきからの出血の有無、歯垢(プラーク)の付着状態などです。
歯周病の症状も様々で、歯ぐきが赤く腫れて出血しているような場合は、歯周病とわかりやすいかもしれませんが、
一見正常そうに見える歯ぐきでも歯周病が進行していることがあります。
歯周病は自覚症状がないこともあり、重症になるまで気づかないこともあります。
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの接着部分が炎症のため剥がれてしまうことが多く、
その剥がれた粘膜の深さを測定することにより歯周病の進行度を判断することができます。
併せて、レントゲン写真を撮ると歯を支える骨(歯槽骨)が減っている様子が見られることもあります。
そのため歯ぐきの検査は歯周病の状態や歯周病治療の経過を診るために欠かせません。
状況により複数回、歯ぐきの検査をすることもありますが、気になる場合は、歯科医師にお尋ねください。