2022.03.01 「歯周ポケット」のケアについて
少しずつ暖かくなってきて、春が近づいていますね。
寒暖差の激しい日が続いていますが、体調管理に気をつけてください。
今回は「歯周ポケット」のケアについてです。
いつまでも健康な歯と口でいるために、気を付けたい病気が歯周病です。
歯周病は、日本人が歯を失う原因の1位となっています。
その主な原因となるのが、歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌。
酸素の少ないところを好むため、歯と歯ぐきのすき間、つまり「歯周ポケット」の奥に巣を作り増殖します。
歯周病は、この歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、
歯を支えている歯周組織が破壊されていく病気です。
このように歯周病は「歯周ポケット」をケアすることが何より大切です。
歯磨きすると血が出る、歯ぐきが腫れているなどの症状を感じたら、それは歯周病の初期症状かもしれません。
歯周病は初期の段階なら、毎日の歯磨きを正しくすることで、健康な歯ぐきを取り戻すことができます。
まずは歯科医院で一人ひとりに合った歯みがき指導を受け、指導にそった適切な歯磨き方法を身につけましょう。
「歯周ポケット」に歯垢を残さずにきちんと落とすことが、歯周病対策の第一歩です。
歯垢は粘着性が高いため、歯間ブラシやデンタルフロスといった補助用具の活用もおすすめです。
特に、歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目の汚れを
効果的に取り除くことができます。