2023.3.3 むし歯予防と歯並び育ては0歳から
春が近づき、寒い冬が終わろうとしています。
日中は暖かいですが、朝晩は冷え込みますので、体調を崩さないように気をつけてくださいね。
今回は0歳児のむし歯予防と歯並びについてご紹介します。
歯並びの土台は授乳のときにつくられます。
歯が生えてくるころに赤ちゃんの顎の発育が遅いと、歯の生えるスペースが狭くなるため、ねじれたり、重なって生えてしまいます。
そのため、まず大切なのが授乳の仕方です。歯が生える前に、赤ちゃんがおっぱいを吸う行為が唇や舌を使う筋肉を発達させ、その刺激で顎骨も発達します。
顎を育てる授乳のコツは、乳首をしっかりお口に含ませ、お口全体を使えるようにしましょう。また、赤ちゃんの目を見ながら授乳しましょう。
哺乳瓶の場合は、乳首が劣化すると楽に飲めてしまうため、乳首はまめに取り替えましょう。
卒乳のタイミングですが、離乳食が始まって糖質を取るようになると授乳による虫歯リスクが高まります。1才~1才半くらいで卒乳するのが望ましいでしょう。
乳歯は3歳頃までに生えそろいます。
個人差がありますが生後7~8ヵ月頃になると、赤ちゃんに初めての歯が生えます。1歳頃には上4本、下4本の前歯が生え、2歳半から3歳くらいまでに20本の乳歯がそろいます。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が柔らかく薄いため、むし歯になりやすいのが特徴です。痛みも感じにくいため、気づいたときはかなり進行していることもあります。乳歯のむし歯を放置していると、永久歯にも影響がある場合があります。
心配な事がありましたら歯科医院を受診してみてくださいね。